i-MiEV回生ブレーキの性能(電気自動車のエネルギーの回収率)

電気自動車

ある事情で福岡県から埼玉までアイミーブで移動している途中、箱根峠を越えた際、回生ブレーキの性能(エネルギーの回収率)を測定する事ができました。貴重な結果なので、その部分だけ記事をまとめなおし、以下に抜粋いたします。

ルート

まずルート図を掲載致します。静岡側から箱根峠を登りターンパイクを使って神奈川へ抜けました。

エビデンス

スタート:ファミリーマート 三島中島店

まずはファミリーマートで30分まるまる充電し、SOCを76%でスタートしました。



これなら箱根の峠も越えられるかな??、、とスタートしましたが、、、

箱根の峠は想像以上に厳しい物でした。。

あっというまにSOCは29.5%、、航続可能距離は13kmまで減ってしまいました。目の前に、道の駅 箱根峠があります。どうするか? 行ったほうが良いかな?? 

えーい、もうすぐ下りさぁ!!と充電せずに先へ進むと、あわわゎ。。。SOC18%、航続可能距離、、なんと残り4kmです。霧まで濃くなって、何かヤバい雰囲気です。。



ですが実はこの辺りが最も標高が高い処なんです。この先は長い下り坂、、芦ノ湖が見渡せる絶景ポイントです。


ここから長い下り坂です

航続可能距離は残り4kmですが勇気を出して進んでいきます。

途中、少しだけ動画を撮影しました。アクセルはもちろん、ブレーキもほぼ踏むことはありませんでした。下りの状況にあわせてシフトチェンジし回生ブレーキだけで坂道をおりていきます。するとミルミルSOCが復活していきます。


下りきりました。さてSOCはどれくらい回復したかな? お!SOC35%、航続可能距離26kmまで回復してるじゃないですか(笑)。



結論

箱根の峠に入る前にファミリーマートで30分充電しSOC76%でスタートしたのに対し、頂上付近ではSOC18%、それが下りで35%までしか回復しなかった事を考えると、回生ブレーキで回収できるエネルギーは1/2(半分)も無いっていう事ですね。まぁバッテリー温度が50℃と特殊な条件下ではありますが、、いや、我ながら貴重な実験結果でした。

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