[DIY]電気自動車も充電できる高出力(1500W)のポータブル電源を自作(第2回目)

前回報告した「電気自動車すら充電できる大容量高出力(1500W)のポータブル電源を自作」した件ですが、安価な「疑似正弦波」のインバータを選んだがゆえに冷蔵庫を壊われたり、クーラーが壊われるというトラブルが多発しました。そこで以下の比較的高価な「純正弦波」インバーターを購入して再チャレンジしてみました。

SAYA 正弦波インバーター 2000W 12V 100V 瞬間最大4000W


なお上記のインバーターは12V用ですが、既に我が家では24V用の導入実績があり、個人的に良いインバーターだと感じています。

■オフグリッド太陽光発電(バッテリー4個(2直2並列)24V構成)
以下のシステムで24Vのインバーターを導入し良好な結果を得ました。

DIYオフグリッドのソーラ発電で電気自動車を充電(約50%/日)

以前から報告している「自作DIYオフグリッド太陽光発電で電気自動車を充電するプロジェクト」ですが、6月になりやっと、快晴の日に50%(1日当たり)充電する事ができました。SOCは40%->90%と50%増、航続距離は29km->78kmと49km増という結…

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その他の材料や構成などです。私はポータブル電源を自作する為に、今回、以下の物をAmazonから購入しました。

バッテリー本体


収納ケース


充電モニター


なお上記ディープサイクルバッテリー「AC Delco:M31MF」は、115Ah(20時間率)あるので電圧12Vを乗じた単純計算では1.38kWhとなり、かなりの大容量と言えるでしょう。値段も1万円前後と来れば、コスパは最強です。ちなみに実は、以下の記事の通り、上記材料で既に「大容量ポータブル電源」は制作済みでした。

上記材料で作成したポータブル電源の記事

[DIY]電気自動車すら充電できる大容量高出力(1500W)のポータブル電源を自作♪

プロローグ 我が家は何度も電気自動車を電欠(ガソリン車でいうガス欠)してしまいました(笑)。そこで電欠時でも慌てない様に、電気自動車ですら充電できる大容量高出力のポータブル電源を探していましたが、やはり高価な物しかありませんね。 だったら、お得意のDIYで…

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ですので制作過程は上記の記事をご参照ください。ただし今回は安全性を考慮し、ケーブルを2重にし、途中にメガヒューズを装着しました。

ケーブル1本は10スケなので、2本で20スケあります。これだけの太さなら12Vから1500Wを取り出すにも十分だと思います。

またケーブルが太くなった分、短絡した時が怖いので125Aのメガヒューズを間にいれています。

なお使用するEV充電器はメーカー純正でも可能でしたが、、、100Vの三菱純正は高価で出力も多めです。

そこで今回は新兵器として、社外品のEV充電器を利用する事にしました。なぜなら出力を16A/13A/10A/8A と4段階に調節できるからです(以下の写真を参照)。

EV充電器 EVSE PHEV SAE J1772 100-240V 16A/13A/10A/8A 調整可







今回は上記の構成でEVを充電してみました。なお出力は「8A」です。(実際は7.3Aほど)



実際に電気自動車を充電してみる

計測にはEVマネージャーを使用しました。SOCが70.0%の状態から充電スタートです。温度は34℃です。13:43

EV充電を開始すると一気にバッテリー電圧が下がっていきます。撮影していませんでしたがEV充電器装着前の電圧は13.6Vほどありました。

わずか15分ほどで「Fault」ランプが点灯しはじめました。どうやらもうバッテリーが空になった様です。

焦っていたのでキレイに撮影できていませんが0.202Kwhほどは充電できた様です。(完全にエラー停止すると電源が切れ、モニターの積算値が消えてしまいます。)

SOCは僅かですが71.5%と1.5%ほど充電できました。このミニキャブミーブの駆動バッテリーは16kWhなので、その1.5%は0.24kWh、、若干、さきのモニタと値は異なりますが、EVマネージャーの粒度が0.5%単位であるので納得できる数字です。

なお1.5%ほど入れば、経験上ミーブは1.5kmほど走れます。(もちろん山道だったり平坦な道だったり、他にもその日の気温や状況次第で、走れる距離は変わってしまいます)。そう考えればリザーブタンク程度の蓄えにはなるのじゃないでしょうか? QCまでの走行は厳しいですが、そのあたりの店舗や会社にかけこんで充電させてください、ってお願いする事ぐらいならできそうです。(私は過去に何回かやってます(笑))

おまけ:自作ポータブル電源の充電について

なおディープサイクルバッテリーに蓄電できる充電器は限られている点もご注意ください。私はAC Delco純正の充電器「AD-2002」を購入しています。

ACDelco(エーシーデルコ) 全自動バッテリー充電器 12V専用 AD-2002



これを我が家の「オフグリッド太陽光」を利用して充電しています。って、、いちどDC(直流)をAC100V(交流)に変換して、またDC(直流)に戻して充電するって非効率な事やっていますが(笑)。いやオフグリッド太陽光システムもM31MFなので、いちいち交換すれば、直接太陽光から充電できる形になるのですが、その交換する作業が面倒でこんな事やっちゃってます(笑)。

■追記:2020/9/23■
ある人から「AC Delco:M31MFは1.38kWhもあるのに0.24kWhしか充電できなかったの?」と鋭いツッコミを受けました。う~ん(;^ω^)、バッテリーが満充電じゃなかったのかな??

そこで後日、我が家の商用電源100Vから繰り返し何度も充電し、なんと2日間も充電し続けてみました。これなら完全にバッテリーが満タンになった状態で実験できますね。再実験してみた結果SOCは80.5%→84.0%と3.5%も増え、積算表示は0.473Kwhで充電時間は42分でした。まーこれでも少ないのですが、700Wを取り出し続ける過酷な状況なので、ディープサイクルバッテリーじゃ、この辺りが限界なのかもしれませんね。

なお余談ですが、今回の実験で使用した車両は同じミニキャブMiEVですが2代目の10.5Kwhモデルの方です。

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