電気自動車の電費計算や走行分析が楽々♪ EV Manager EVM-01-USB(TECHTOM製)

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TECHTOM社が製造しているEV Manager EVM-01-USBを購入しました♪ これはUSBメモリを使用して走行データを記録するEV専用のデータロガーです。これで、今までより正確詳細に電費計算、走行分析ができるようになりますね♪ なおロギング項目は、電池残量、電池温度、回生電力、瞬間電力、消費電力、平均電費、瞬間電費、スピード、走行距離などです。

なお我が家には現在2台のEVがありますが、迷う事無くミニキャブMiEVに装着しました。理由は簡単、だって「GoGoEV投稿数も日本一」で、さらにFBに日本中の電気自動車仲間が集まっている相棒Kちゃん(K’s Factory代表)が23万キロも乗り続けているミニキャブMiEVだからです。

なにせ23万キロもEVを乗るユーザーは日本中探しても数名しかいませんから、その走行記録は貴重です。データロガーを装着して正確なデータを採ってあげる必要があります。それに何度も電欠(ガソリン車で言うガス欠)してるしね(;^ω^) EV仲間に聞いたところ、EV Manaegrはかなり正確なので、電欠直前まで攻めることができるそうです♪

装着した様子

たとえば以下の様な情報がわかります。充電開始、終了前後での写真ですが、このように充電するとバッテリーの温度が上昇する様子がわかります。


充電開始前


充電開始後

ロガーのデータ

まずロガーの生データ(CSV)ですが、下画像の通り毎秒データなのでとても量が多いです。そこで下画像をクリックすればダウンロードできる様に致しました。

生データはココよりDownload

次に項目説明を記載します。

項目表示単位説明
瞬間電費FEkm/kWh
(k/kW)
1kWhあたりの走行可能距離を0.5秒毎に表示更新
平均電費FE1km/kWh
(k/kW)
全走行の平均表示
(走行距離ベース)
(任意のタイミングでクリア可能)
消費電力PWkW走行時の消費電力を0.5秒毎で表示
積算電力PW2kW全走行の消費電力
(任意のタイミングでクリア可能)
電池残量SOC%電池の残量
三菱は0.5刻み
日産は0.1刻み
積算回生電力REPkWh全走行の回生電力量の表示
最高電池温度HBTEVバッテリ(最も高温のセル)の温度
車速SPDkm/h速度の表示
走行距離Distancekm走行距離の表示

上記CSVを見ても、毎秒データで量が多い為、何がなんだか分からないですよね(;^ω^) そこで以下のグラフにまとめてみました。(クリックすれば、画像を拡大できます。)

丸一日、運送の仕事で使用したEVの走行データです。フムフム・・・。見てて面白いですねぇ。とりあえずバッテリーの温度上昇に伴い充電スピードが遅くなる事が解りますね♪

補足:バッテリー温度と充電スピードの関係
バッテリー温度が高くなると、電流値を絞り発熱を抑えるために、充電に時間がかかるようになります。また、同じく、電流値を絞るために出力制限もかかります。(中略)80%に近くなると温度が上がりやすくなる(内部抵抗の増加?)ようです。
また、電気による発熱(ジュール熱)は、電流値の2乗に比例するので、大きな電流を流さないことが発熱を抑えるためには必要です。
したがって、高速道路を連続走行する場合には、できるだけ速度を押さえて(80~90kmで)で走行し、一回の充電時間は、15分程度に抑える(バッテリー残量30%から充電をはじめて70%くらいまで)ことが対策でしょう。
また、昼間よりも気温が下がる夜間に走ることも、有効な対策です。…

日産QAサイトより抜粋:https://ev1.nissan.co.jp/LEAF/RORA/ZE0/QUESTIONS/DETAIL/780

今までは感覚的に、長距離走行で何回も充電すると(バッテリー温度があがりっぱなしで)充電スピードが遅くなるって事を知っていましたが、ロガーを見れば正確に知る事ができます。なんか面白いな♪ 今後色々なデータを集めて、より電気自動車の特性を理解し、皆様にご紹介していけたらと思います。(*’ω’*)

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