エックスサーバ新機能「Xアクセラレータ」を試してみました。
「Xアクセラレータ」は、Webサイトの高速化や、大量アクセスへの耐性強化を行うことができる独自開発の高速化機能です。
既に多くのお客様に当サービスの高速性やアクセス耐性をご評価いただいておりますが、当機能をご利用いただくことで、更なるWebサイトの表示速度向上と、同時アクセス数の大幅拡張により、最大で10倍以上(※)のサイトパフォーマンスを実現します。
※エックスサーバー内の同一構成サーバーにおける、1秒あたりのCPU使用量の比較によるもの。
Webサイトのパフォーマンス向上に、ぜひ当機能をご活用ください。
おぉ(; ・`д・´)、10倍ですか。。って、、おい( `ー´)ノ、同時アクセス数の大幅拡張やん。。つまりアクセス数が多い人気サイトやECサイトのパフォーマンスが大幅に向上って事ですね。ちなみに私のサイトは1日100アクセス程度。これじゃ効果は無いかなぁ(;^ω^)、。だって24時間で割れば1時間あたり約4アクセス、つまり15分に1人しか見てくれない計算です。まぁ実際にはアクセスが集中する時間帯はありますが、、同時アクセスされる事は殆どなく(あっても数人程度)、つまり、それ程の効果は見込めないと推測されます。
とはいえ気になります。さっそく試してみました('◇’)ゞ
設定変更
以下のマニュアルに従い、サーバパネルから「Xアクセラレータ」を有効にします。
こまかい操作方法は上記、エックスサーバ公式マニュアルをご参照ください。
ここでは簡単に、設定変更のエビデンスだけを紹介致します。
変更前
変更後
効果測定
Xアクセラレータ設定変更の前後で、「Google Page Speed Insight」及び「GT metrix」でWEBサイトの表示速度を測定しました。以下エビデンスです。
変更前の計測
変更後の計測
効果測定まとめ
以下、表に結果をまとめます。なお実際は何回も測定を実行しています。日中の為か、いまいち数値が安定しませんでした。そこで一番良かった結果を上記エビデンスとして採用しています。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
Page Speed Insight (モバイル) | スコア82 | スコア82 |
Page Speed Insight (PC) | スコア78 | スコア86 |
GT metrix | PageSpeed: C(70%) YSlowScore:D(61%) LoadTime: 6.0秒 | PageSpeed: C(70%) YSlowScore:D(61%) LoadTime: 2.8秒 |
おっと「GT metrix」のロード時間が劇速になりましたね。(;^ω^)なんでだろー。ただし上記の通り何度も実行した結果なので微妙、、むしろスコアの方が重要かな。「GT metrix」及び「Page Speed Insight」の「モバイル」はスコアは変わってないので、それほど効果は無いのかも。ちなみに「モバイル」の場合はブラウザ幅が小さいので、Wordpress側がレスポンシブに画像サイズを小さくしてくれます。なので「Xアクセラレータ」の効果がでず、測定結果に変化が無いのかな?と推測しています。(注:Xアクセラレータの内部動作の仕様を良く知らないでの推測っす。)
ただし「Page Speed Insight」の「PC」バージョンを見る限り、私の様に大きな画像を多用しているサイトでは多少は効果があるかもしれませんね。
しかし僅かです。やはり同時アクセスが多発する様な人気サイトでないと、それほど効果が見込めないのかも知れません。
それでも、多少なりともユーザビリティが向上する事を期待して「Xアクセラレータ」を有効にしたまま、もう少し様子を見る事にします。Google Analytics等、長いスパンで各月統計データを見れば効果を確認できるかもしれませんし。それに、もしかしたら私の記事のどれかがバズるかも知れませんしね( `ー´)ノ
2018/09/27追記:客先サイトの測定結果
客先のサイトもチューニングしました。結果、やはり少しは効果がありますね。「Xアクセラレータ」と「ブラウザキャッシュ」は有効にした方が良さそうです。
2018/11/22追記:「Xアクセラレータ」機能の標準有効化
エックスサーバー社より以下のお知らせメールが届きました。
「Xアクセラレータ」機能の標準有効化のお知らせ
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エックスサーバーでは2018年9月11日に
当社独自開発の高速化機能「Xアクセラレータ」をリリースして以降、
「管理ツールからさっと設定するだけでウェブサイトが速くなった」などの
ご意見が寄せられるなど、多くのお客様にご好評をいただいています。
このたびエックスサーバーでは、
より多くのお客様のウェブサイトが高速化されるよう、同機能が標準で、
当サービスが推奨する「静的ファイルに対して有効な状態」となるように
設定を変更いたします。
どうやら標準化される様ですね(*^。^*)。ただ、.htaccessにてAllow/Denyの設定が確認されたドメイン名についてはメンテナンス後の設定を「OFF」となるそうなので、ちゃんと自身で変更されているかチェックした方が良さそうですね♪