井戸水の水質検査を実施し、太陽光パネルが洗浄可能か調べました(^_-)-☆

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以前より報告していた「エネバカプロジェクトで建設した太陽光発電所」ですが、実は元々農地だった所に建設した為、農業用の井戸があります。

って、、ボロボロすぎて、写真じゃ、井戸なのか全然わかりませんよね(笑)。 九州電力の商用電源が来ているのですが、契約した後にブレーカーを入れ、ちゃんと動くかポンプを起動してみました。

おぉ!(*’▽’)、電気を入れると、ちゃんと水が出ました♪ うん、見た目はボロボロですが、まだまだちゃんと使えそうです。
 

ただしネットで調べてみると、どうやら井戸水は太陽光のパネル洗浄には不適切な様です。理由は皆様、様々と書かれているので、ググってみてください。確かに、ふき取ったとしても、どうしても多少の拭き残しが残ってしまいますよね。。だから鉄分や不純物が多い水で洗うと、どんどんパネル表面に不純物が溜まって固着してしまい、逆に発電力が落ちてしまう、という事、、らしいです(私が理解した範囲では、、)。

まずは、検査キットを利用して、自分自身で調べてみる

そこで我が家の井戸水が、果たして太陽光パネルを洗浄するに適しているのか、水質検査をしてみる事にしました。といっても費用が高そうなので、自分で調べる事にします。いろいろ調べてAmazonから以下の検査セットを購入しました。

共立理化学研究所 井戸水検査セット AZ-2W-2

マニュアルを見ていくと、色々と測定できる様です。なお測定時間は各々異なります。

まずはpH値を調べることにしました。反応時間は20秒、筒状のケースに井戸水を入れると色が付きます。おおよそ6.5ってとこでしょうか?

次に鉄濃度を調べました。反応時間は2分、写真だとわかりにくいですが、およそ0.1ぐらいに見えます。

次は全硬度を調べました。反応時間は30秒、結構、色が濃いです。およそ100前後って所でしょうか?

次はCODを調べました。水温は不明なのですが、気温は20度付近でした。4~5分経過した色は5という所でしょうか?

最後に亜硝酸濃度を調べました。反応時間は2分です。僅かにピンク色に見えますが、ほとんど透明です。濃度は0.02という所でしょうか?

以上、うまれて初めての水質検査でした。
って、、(;^ω^)うん、、、正しい結果なのか自信が無いです(笑)。

結局、プロに検査を依頼しました。

やはりプロに依頼した方が安心できますよね。結局「(一般財団法人)九州環境管理協会」に水質検査を依頼する事にしました。
URL:http://www.keea.or.jp/bunseki.html

以下が「九州環境管理協会」から受領した検査用の容器や手順書です。これらの容器に井戸水を汲み、その日のうちに提出し分析してもらいます。

なお手順書どおり、5分以上、水を出しっぱなしにしてから汲みました。

後日、2週間ほどして、以下の通りの分析結果が郵送されてきました。

なお数値の意味は、以下の通りとなります。

ちなみに「九州環境管理協会」へ電話をすれば、より詳細に結果を教えてもらえます。我が家の井戸は長い間使用されていなかった為か、結構汚染されているみたいです。(;^_^A。。 「一般細菌」が多いので、飲み水としては絶対NG、沸かして飲んだとしても「鉄分」が多いので鉄の味がするそうです。それに「濁度」が高いという事は、つまりゴミが沢山混ざっているという事、つまり沸かして細菌は死滅したとしても、水の中に漂っているゴミは除去されないので、やっぱり飲まない方が良さそうです。ちなみに太陽光パネルの洗浄も不向きだそうで「鉄分」や「濁度」が高い為、洗うと逆にパネル表面が曇ってしまう可能性があるそうです。。。

う~ん。残念。いちど井戸を洗浄した方が良いかもしれません。
というか、自分で検査した結果と、全然違うのね(;^_^A。ph値とかは良さそうだけど「鉄分」とか全然違うやん(笑)。

でも、おかげでプロに頼む大切さを理解する事ができました。水は命に係わる事、細菌の量とかも調べられるので、井戸水検査はやはり、しっかりとした検査機関にまかせるべき、という結論に至りました。

さて、、フィルターつけるか、内部を洗浄するか、、この井戸をどうするか、しばらく悩んでみます。

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