アウトランダーPHEVのOBD2スキャンツール「PHEV Watchdog(Android)」を使ってみました。

以前、i-MiEVのOBD2スキャンツールとして「caniOn」や「EV Manager」をご紹介しましたが、今回はアウトランダーPHEVのOBD2スキャンツールであるAndroidアプリ「PHEV Watchdog」ご紹介します。

まず以下の画面をご覧ください。高速道路走行中(時速87km)の測定画面ですが、オレンジ矢印から、エンジンがバッテリーを充電している事が解ります。エンジンの回転数は「2359rpm」ですね。そして緑の矢印から、バッテリー(モーター)がタイヤに駆動を伝えている事が解ります。アンペア数は「15A」です。

他にも再生ブレーキ作動時の発電量なども判り、様々な具体的数値が見れるので非常に参考になります。

ちなみに今回、測定した車は「アウトランダーPHEV 2014年式」です。しかも自分の車ではありません(;^ω^)。知人から落札を頼まれ、USS東京で落札したアウトランダーを福岡まで陸送する際に測定した内容を記事にしました。

なお、私たちは今までアウトランダーPHEVには乗ったことが無いので、もしかしたらトンチンカンな記事を書いてしまってるかもしれませんが、悪しからず。もし何か間違いがありましたら、私、ヒポラボまでご連絡ください。今までi-MiEVやミニキャブMiEVを乗ってきた経験を元に、私たちなりの走行性能をレポートしてみたいと思います。

準備するもの

「OBDLink LX (Bluetooth)」

まず、はじめに必要なものは「OBD2スキャンツール」です。実はアプリだけでは動かなく、OBD-IIのBluetooth / USB /無線LANアダプタが必要です。三菱アウトランダーPHEVのOBD-IIの診断インターフェイスプラグの情報を読み取り、それをAndroidデバイスにストリーミングしてくれる物で、以下の様にアマゾンから購入する事ができます。

ちなみに上記の「OBDLink LX」と後述のAndroidアプリ「PHEV Watchdog」との相性は抜群でした。なにせ「東京」から「福岡」まで、ほぼ再起動無しで測定し続けられたぐらいです。対して「iMiEV」の「caniOn」なんかは20分に1回のペースで再起動が必要になります。

Android端末とアプリ「PHEV Watchdog」

次にAndoroid端末を準備します。普段使用しているスマホでも良いですが、色々余計なアプリがバックグラウンドで動いていると思います。できれば使わなくなったスマホ等を専用端末として使用する事をお勧め致します。私は昔、使っていた端末「HUAWEI P8lite」を専用端末にして、今回のアウトランダーPHEV測定を行いました。
あとは上記スマホに「PHEV Watchdog」をインストールするだけです。広告が出てしまいますが、アプリ自体は無料で使用できます。

セットアップ

1.ハンドル下の位置にあるOBDサービスポートに、上記「OBDLink LX」を差し込みます。

2.使用する端末のBlueToothをOnにして「OBDLink LX」とペアリングします。

3.「PHEV Watchdog」を起動し、右上メニューから「Setting」を選択します。

4.「Connection Setting」で「Bluetooth」を選択します。

5.先ほどのメニューに戻り「Start Live Data」を選択します。

以上で測定を開始します。

使用例

まず最初に言い訳です(;^ω^)。実はこのアプリの詳細な使い方、よく解りませんでした。なぜなら英語サイトにしか紹介記事が無く、またマニュアルが見つからなかったからです(爆)。もし詳しく解る方いましたら、私に教えて下さい。以下は、じっさいに操作してみて「たぶん、こーかなー」って直感的に理解した内容です。なので間違っていたら悪しからず。

走行中の作動例

まず充電中の画面です。コンセントマークからバッテリーに向けて、青い矢印(充電マーク)が出ています。アンペア数は「37A」ですね。充電器と「PHEV Watchdog」のデータがちゃんとリンクしている事がわかります。なお「PHEV Watchdog」の電流量が「-37A」と「マイナス」になっている事を覚えておいてください。

次に以下の写真をご覧ください。バッテリーはたっぷり「60」あるのでEVオンリー走行の状態です。エンジンのハイライトが暗くなってるので作動していないことが解ります。電流量は「+52A」です。上記充電中の写真と異なり「プラス」になっている事から、出力がプラス、充電(入力)がマイナスと表示されている事が推測できます。

次にバッテリーが空「0」になっている状態です。オレンジ矢印から、エンジンがバッテリーを充電している事が解ります。エンジンの回転数は「2269rpm」ですね。充電している電流量は「+11A」だという事がわかります。

こんどは冒頭で紹介した画像ですが、上記と同様にオレンジ矢印から、エンジンがバッテリーを充電している事が解ります。そして緑の矢印から、バッテリー(モーター)がタイヤに駆動を伝えている事が解ります。ここで、アンペア数が「-15A」と「マイナス」となっている点に注目してください。恐らくエンジンから充電する電力量より、モータ駆動で使用する電力量の方が大きい事を示していると思います。

こちらは、上記とは異なり、アンペア数が「+9A」と「プラス」となっています。恐らくエンジンから充電する電力量の方が、モータ駆動で使用する電力量より大きい事を示していると思います。ここで矢印がオレンジ色ではなく青色になっている点に注目してください。はっきりとは解りませんが、推測するに、オレンジ色の場合はエンジンの力で走行しているが、青色の場合はエンジンは発電にしか使用していないのでは、と考えています。(間違っていたらゴメンなさい。)

以下は、再生ブレーキが作動している例です。高速道路から一般道に入る際に減速したもので、おそらく最大級の発電「51A」が発生しています。

以下は、エンジン走行しながら、再生ブレーキ充電が同時に発生した場合の画面例です。特に意味はありませんが、この1枚しか撮影できなかったレアな写真なので掲載しておきます。

他にも色々な画面がありました。以下は、バッテリー残量(SOC)がわかる画面だと思います。(若干タイムラグがあるのか、充電器側は36%の表示に対し、「PHEV Watchdog」側は37.2%となっていますね。

バッテリーマップもありました。なんとなく解りますが、確かな事は言えないので、解説は差し控えます(;^ω^)。

バッテリーマップには、こちらの画面もありました。恐らく温度分布だと思いますが、こちらも確かな事は言えないので、解説は差し控えます。

EV Driving%の画面もありました。

如何でしたでしょうか? なお東京から福岡に移動する際、途中でアプリが停止する等の現象は一切発生しませんでした。非常に安定しているアプリだと思います。個人的には、かなりおススメです♪。

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