インターネット経由で防犯カメラをリモート監視する方法(DVR2416AH)

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私が経営する賃貸マンションの防犯カメラはDVR2416AH、こちらはインターネット経由で遠隔操作、監視ができます。ただコレを施工した頃は、ちょうど「世界中の監視カメラの映像をライブで確認できるサイト」が世間を騒がせるニュースになっていました。ですので当物件ではスタンドアローン環境で監視をする方針としたのですが、ここ最近、防火管理体制の見直しも含め、やはりリモートで24時間遠隔監視をしたいという要望が出てきました。

そこで管理会社へリモート監視に変更した場合の見積を依頼した所、こんなん返ってきました。

どっかーん(;・∀・) えぇ、これだけ? それも何6万円って、、(わたしもSEやっているので、エンジニアの日当が高いのは知っていますが)。加えて、毎月のネット回線使用料がかかってくるじゃないですか(;^ω^)
まぁ施工会社様も新築物件の建設で忙しい中、利益にもならない私の細かい依頼なんて、正直やる気ナッシングなんだろうなぁ( ;∀;) これはもう、全部自分でやっちゃう方が早そうだな、、ってな事で、本作業に取り掛かりました。

マニュアルの入手

まず、防犯カメラのインターネット接続がどんなものなのか、把握する為にマニュアルを入手致しいました。以下のHPにアクセスして取説をダウンロードします。

URL:http://www.daiwa-industry.co.jp/products_ahddvr.html

読み込んでいくと書いてありました。どうやら特定のポート(デフォルト5445)を使用してリモート監視するみたいですね。ちなみにアドレスはグローバルIPを直接、もしくは「ダイナミックDNS」で接続できるようです。

なお、クライアントは付属のCD-ROMに入っている様です。

とりあえず仕組みは理解できました。

当マンションのネットワーク調査

さて、仕組みは理解できましたが、どう実現するべきなのでしょう? はじめはUQ Wimaxなどのモバイル回線を契約する事も検討しましたが、月額利用料がかかってしまいます。しかし当マンションには、入居者に開放している無料ネット回線(光)が入っているので、可能な限り、そちらに相乗りしたいですよね? ってな事で、現状のネットワークを調査しました。

MDF室


各部屋のMBの中


キレイに配線してくれています♪ できればLAN線の色も変えて欲しかったのですが、工事の時にコードを丁度良い長さに切りながらカシメていったから一色なんでしょうね。でもラベルも貼ってくれているので、意外と簡単に辿れます♪ 結果、おそらく以下のネットワーク構成であると推測致しました。

ネットワーク図(概要)

ちなみに残念ながら、MDFから防犯カメラへの空配管はなさそうです。うーん、どうしよっかな? MDFからMBへのCD空配管なら残っていそうですね。色々悩んだ結果、当マンションのネットワークを構築したSEの方とも相談し決めました。MBへWifiアクセスポイントを設置して、Wifi中継器を通じて防犯カメラに接続する事にしましょう! 屋外なので、電波が強力かつ防水のアクセスポイントを選ぶ事にしました。

ネットワーク図(変更予定)

実際にやってみる

方針は決まったので、実際にリモート監視ができるかチャレンジしてみました。

まずは空配管にLAN線を通してみる

掃除機で荷造り用ポリひもを吸い込む方法で、空配管にLAN線を引きました。(詳細はコチラをご参照ください)

つぎに機器を仮設置

実際に機器を仮配置し(手で押さえてるだけ)、リモート接続できるか、やってみました。

UMSクライアントをインストールして接続してみます。

やった(#^.^#) 繋がりました♪ ついでに無線LANのアクセスポイントができたので、今後、他の機器を増やす際にも役に立ちそうです。

残務

あとはアクセスポイントを固定するだけです。マンション躯体への工事になるので、こちらは自分でやる事は控える事にしました。(自分でも出来ますが、少しの穴が将来にわたって躯体にどう影響するかは解りません。瑕疵担保の責任分担を明確にする意味で自分施工は控えるべきでしょう)。そこで我がマンションを建築してくれた棟梁にお願いする事にしました。お忙しいところ申し訳ございません。キレイに仕上げてくれると嬉しいです(#^.^#) 

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