とっても危険!国道での電欠。。セブンイレブンで電源を借りました(汗

電気自動車,アイデア

ガソリン車で言う「ガス欠」、電気自動車では「電欠」といいますが、国道3号線でやってしまいました。ちなみに九州における国道3号線とは、首都圏でいえば国道1号線です。片道3車線(全6車線)もあり、雨の日でも交通量は多くスピードも出ています。はっきりいって危ない。

国道3号線の様子
これはセブンイレブンに避難した後の映像で、「電欠」した直後の映像ではありません。なので電欠時の様子をお伝えできませんが、車速の速い車の交通量が多い事は伝わるでしょう。


なお電気自動車は「電欠」しても完全に動かなくなる訳では無く、ノロノロ進む事ができます。(もちろん、完全にバッテリーが空になれば動かなくなります)。ちょうど100mほど先にセブンイレブンの駐車場がありました。ですのでハザートを出しながら、人が歩くスピードでトロトロと必死に走ります。が、、危ない、危ない。横をビュンビュン、後続車が追い抜いていきます。
その間((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル、必死だったので写真を撮る余裕がありませんでしたが、セブンイレブンについてホッと一安心、あぁ、そうだ。記録を取らねば。。

まずはセブンイレブン到着時のメータの様子です。なお我が家は「EVマネージャー」を装着してあります。って、、あれ?? メータは空ですが、航続距離は3km残っています。SOC(充電状態:State of Charge)は13.0%も残っています。

これ以前の記事でも紹介しましたが、多走行(距離)のEVはメーターに表示されるバッテリー残量通りに走れるとは限らない現象ですね。しかも前回はSOC11%でしたが、今回は13%での電欠です。よりバッテリー劣化が進んでいるのでしょう。なお我が家のミニキャブミーブは走行距離29万キロを突破しています。

ちなみにナビを確認すると、QC(急速充電器:Quick Charge)がある目的地まで650m、、、あとチョットなのに。。(苦笑)。この距離でレッカー車を呼ぶのは面倒だなぁ。。(三菱電動車両サポートは電欠時のロードサービスを無料サポートしていますが、到着するまで40~50分かかる事が多いです)

で、、思い出しました。そういえば電気自動車も充電できる大容量高出力のポータブル電源があったっけ。さっそく充電してみます。(暗くて分かりずらい写真でスミマセン。)



よーしよし充電できてるぞ。。、、っと(; ・`д・´)あれ? なんか挙動が変だ。アンペア数(出力電流)が不安定ですね。上がったり下がったりしています。。

挙動が不安定な様子


なお充電器は三菱純正ではなくアマゾンで購入した社外品ですが普段はちゃんと充電できています。という事はインバーターが悪いのかな?? そういえば不思議な疑似正弦波のインバータだったっけ? とりあえずメータを確認すると、わずか0.5%ですが、なんとか充電はできてました。

あと650mなら0.5%の充電量でもいけるかな? 、、とも思ったのですが、この状況では不安です。しかも先に述べた通り、国道3号線は凄い交通量です。。結局ビビりな私は、セブンイレブンの屋外コンセントを借りる事にしました。

ちなみに、ちゃんと店員さん(店長さん?)に許可をいただいています。
私:「あの、、電欠しちゃって、、、電気自動車を充電させてもらえませんか?」
店員さん:「え!?、、良いですけど、どれくらいの電気代なんですか?」
私:「そうでせすね、20分充電できれば大丈夫だと思うので100円もいかないと思います。。あの、、お金払いましょうか??」
店員さん:「いや、いいですよ。そのかわり、なにか商品を買ってくださいね」

ありがとうございます。今夜の晩飯、晩酌、2300円ほど購入させていただきました(笑)。ちなみに商用電源(普通の100Vコンセント)だと、やはり安定している模様です。おそらく先の不安定な挙動はインバータの方に原因があるのでしょうね。

商用電源だと出力が安定

結果SOC+2.5%増の16%まで増えました。航続距離も3km増えています。これだけあれば650mは絶対に大丈夫でしょう。

無事、QC(急速充電器)のある場所まで到着しました。。。と思ったらヽ(・ω・)/ズコー。リーフ充電中(苦笑)。

いやー、まー、よくある事さ(苦笑)。夜中の22:16、やっと充電開始する事できました。。

しかしBEV(ピュアEV)の不便でダメな所、勢ぞろいの日でしたね(笑)。でも電気自動車はまだ日の浅い技術。こういうノウハウを積み上げて行くことで経験値が上がって便利になっていくんでしょうね。これはエンジニアとしての喜びです。不便だからこそ、電気自動車も充電できる大容量高出力のポータブル電源を作ったり、100%太陽光だけで走る電気自動車を目指したり、大規模停電等の災害時でも自宅透析の患者さん宅に駆け付け電力を供給する方法、なんて事を思いつきます。

最後に私のポリシーを言わせてください。エンジニアは小利口にまとまっちゃダメですよ。電気自動車は得か損かといったら損です。でも新しい技術の一つです。エンジニアなら飛びついてください。そして、不便だからこそエンジニアとしての創意工夫を発揮してください。それが新しい技術へと繋がっていきます。

すみません。最後に訴える様な事を言ってしまいました(苦笑)。

追記
30万キロ以上走行しているベテラン電気自動車乗りの相棒Kちゃんに教えてもらいました。「バッテリー温度42度だね。温度が下がるとSOCが5%ぐらい増えるよ」。。え?(;’∀’)それは知らなかった。。。

真偽を確かめる為に、こんど安全な田舎道で電欠実験してみよっかな?
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