アウトランダーPHEVの100V AC 電源(1500W)を利用してi-MiEV( アイ・ミーブ)を充電してみました。

アウトランダーPHEVは100V AC 電源がついています。しかも電子レンジやドライヤーが使えるほどの大容量、1500Wもの電力を取り出せ、災害時の電源にもなりえる車です。
これだけの容量があれば電気自動車だって充電できそうですよね。という事で実験しちゃいました(笑)。使用した車両は以下の通りです。

使用車両


・左:アウトランダーPHEV(2014年式/型式DLA-GG2W/Gナビパッケージ)
・右:i-MiEV(アイミーブ)(2010年式/型式ZAA-HA3W/16kWhベースモデル)

なお我が家のi-MiEVは家庭用コンセント100Vからの充電が可能です。ただしケーブルはDIYで自作したものを利用しています。

充電開始前の初期状態

充電開始前のi-MiEVのバッテリー状態です。以下の通り、空っぽに近い状態でした。


メモリ3つ、走行可能距離12km

SOC(バッテリー残量) 23.5%
※測定はcaniOnを利用

またアウトランダーPHEVは「CHARGEモード」、つまりエンジン起動し、アウトアンダー側の走行バッテリーを充電しながらの実験です。



実験その1(アウトランダーPHEV側を「CHARGEモード」でi-MiEVを充電

上記の状態で実験を開始しました。

i-MiEV側の測定

まずはcaniOnを利用してi-MiEV側の充電される電力量を測定してみます。以下の写真の赤枠部分「Amps(アンペア数)」と「kW(キロワット)」に注目してください。



最大で2.7A出ています。ちゃんと充電されている様ですね。ただし「Amps(アンペア数)」の数字が著しく変化し不安定なように見えます。
写真だと解りずらいので動画も撮りました。以下を参照して下さい。

なお本ページの最後の方で、家庭用コンセントから充電した場合の測定動画も掲載しています。そちらをご覧いただければわかりますが、上記の様な変動は無く、ほぼ「2.1A~2.2A」の数字で安定していました。つまりアウトランダーPHEVの100V(1500W)インバーターからの充電は不安定だという事を示しています。

アウトランダー側の測定

ここでアウトランダー側も「PHEV Watchdog」を利用し測定してみました。まずは以下の動画をご覧ください。

やはり電力量に多少の変動があります。どうやらエンジンの回転数(rpm)にシンクロしてCurrentのアンペア(A)が変動しているみたいですね。ただし上記の数字は、アウトランダーPHEV内で完結しています。つまりエンジンからアウトランダーPHEVの走行バッテリーへの充電電力量の数字です。なのでi-MiEV側の充電の揺れの説明にはなりません。ですが、100V(1500W)のインバーターを介し、このエンジンによる充電の揺れがi-MiEVに伝わっている可能性はあります。そこで以下のように条件を変更して測定してみました。

条件を変更してみる

上記の通り、アウトランダーPHEVのエンジンによる発電の揺れがi-MiEV側の充電の揺れに影響している可能性を考え、「CHARGEモード」をOFFにしました。つまりエンジンは起動しておらず、アウトアンダー側に充電してある走行バッテリーからのみ、電気を取り出す実験です。



実験その2(アウトランダーPHEV側の「CHARGEモード」をOFFの状態でi-MiEVを充電

こんどはアウトランダー側のエンジンをOFFの状態でi-MiEVを充電してみました。これならエンジンの回転数の揺らぎによる影響は発生しないハズです。

まずはアウトランダー側の測定

まずはアウトランダー側を「PHEV Watchdog」を利用し測定してみました。以下の動画をご覧ください。

安定している?と思いきや、まだ揺れがありますね。なぜだろう??(;^ω^)わからん。。

i-MiEV側の測定

i-MiEV側も、さきほど同様、caniOnを利用してi-MiEV側の充電される電力量を測定しました。以下の動画をご覧ください。

ありゃ(;・∀・)。やはり揺らぎがありますね。SOC(バッテリー残量) は実験開始前の23.5%から27%まで増えているので、ちゃんと充電はされている様です。

、、、というか(; ・`д・´)あれ? 時計の「カチッ、、、、カチッ、、、、」て音、聞こえませんか?? 
、、、caniONの動画を見ると、その音に合わせて、入力アンペア数が0にリセットされている様な動きしてますよね??

どうやら、充電ガンの辺りから聞こえてくる様です。暗い動画で恐縮ですが以下をご覧ください。

よーく聞いてみると「カチッ、、(キィィィィイイイイイン)カチッ、、、、(キィィィィイイイイイン)」と、キーン音も聞こえませんか? それも「カチッ」と音がした直後はシーンと静かになって、そこから徐々にボリュームアップしていき「キィィィィイイイイイン」と鳴っているように聞こえます。。。
なんかヤバそう(;・∀・)。。アウトランダーのエンジン音がしなくなって、やっと気付いた、、、。だいぶ充電しちゃったなぁ。

結論

壊れたら嫌なので充電実験はここで終了する事にしました。結果17:26から18:09までの約40分程の間に、SOC(バッテリー残量) は23.5%から27%まで増えました。純正メータで言えば12kmが15kmと僅か3kmだけですが、走行可能距離が伸びました。、、というか充電スピード遅っ(;^ω^)。

実験-開始前(再掲)


走行可能距離12km

SOC(バッテリー残量) 23.5%

実験-終了時


走行可能距離15km

SOC(バッテリー残量) 27.0%

結果、とりあえず充電はできるようです。ただし凄く不安定だし充電速度も遅すぎです。結論としては「可能と言えば可能だけど、やらない方が良い」と言ったところでしょうか? ただし、ガソリン車で言う処の「ガス欠」にあたる「電欠」を起こした際には最終手段としてアウトランダーPHEVにレスキューしてもらう、ってのはアリの様な気もします。(その場合は自己責任でお願いします。壊れても、当方は一切責任持ちませんので悪しからず!!)

おまけ(家庭用コンセントから充電した場合の動作です)

ついでに家庭用コンセントから充電した場合の動作に関しても実験したので掲載しておきます。

caniOnによる測定画面

家庭用コンセントから充電した場合のcaniONの動作です。前述の様な変動は無く、ほぼ「2.1A~2.2A」の数字で安定しています。

キーン音とカチッという音は、、、

こちらはキーン音がどうなるか、録音してみた動画です。

最初の「ゴォー」と言う音は「冷却ファン」が動く音で正常な動作です。ファンが止まった後、うっすら「キィィィィィィィン」と音が「一定の音量で鳴り続けている」事がわかります。「カチッ」という音と共に鳴りやむことはありませんでした。

いやぁ、しかしEVは未知な部分が多いですね。わからない事だらけです。どなたか私と同様の実験をされた方居ましたらご連絡くださいな。情報交換しましょう♪

追記:2019/01/10
この記事は2010年式のiMiEVについての記事です。なお初期型は以下の写真左の通り、充電ケーブルにコントローラがありません。

今回の実験
(2010年式i-MiEV)
コントローラ無し


別記事の実験
(2013年式ミニキャブMiEV)
コントローラ有り

なお上記、写真右の通り、充電ケーブルにコントローラーがある2013年式のミニキャブMiEVでの実験結果は、今回の記事(充電ケーブルにコントローラが無いi-MiEV)と全く違う挙動を見せました。ですので、充電ケーブルにコントローラが有るi-MiEVに乗られている方は、以下の記事の方が参考になると思われます。

アウトランダーPHEVからミニキャブMiEVを充電してみました♪

アウトランダーPHEVは100V AC 電源がついています。しかも電子レンジやドライヤーが使えるほどの大容量、1500Wもの電力を取り出せ、災害時の電源にもなりえる車です。 これだけの容量があれば電気自動車だって充電できそうですよね。という事で実験しちゃい…

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追加実験:2019/01/19
追加実験として、以下の写真の様に延長ケーブルを2つ挟んで充電してみました。

すると驚きの結果が、なんと以下の動画の様に安定して充電できました。

おそらく抵抗が大きくなり、アウトランダーPHEV側の出力限界を超えなかった為かな? と思われます。
なんとなく裏技っぽい気もしますが、緊急時ならこの方法で充電できるかも知れませんね(;^ω^)。。

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