太陽光発電の結果(2018年12月)

賃貸経営,太陽光発電

2018年12月の発電結果が出ました(‘◇’)ゞ NTTスマイルエナジーの「エコめがね」レポート結果です。3月から開始した発電、結果を以下の表に記します。
年月発電量(実績)発電量(予測)予想に対する実績備考
2018/12532.8kWh733kWh73%隣接するマンションの影が影響、加えて平年より天候悪し
2018/11867.6kWh937kWh93%隣接するマンションの影が影響
2018/101208.0kWh1354kWh89%隣接するマンションの影が影響
2018/91169.4kWh1444kWh81%平年より天候悪し
2018/82288.6kWh1743kWh131%
2018/72206.8kWh1640kWh135%
2018/61807.8kWh1507kWh120%
2018/51952.8kWh1820kWh107%
2018/41847.3kWh1581kWh117%
2018/31268.7kWh1030.5kWh123%3/9開始(22日間)
なお、参考まで以下に発電シミュレーション結果も掲載しておきます。
参考:発電予想シミュレーション

やはり10月、11月に引き続き、12月も予想シミュレーション結果より少ない発電量になっています。おそらく先月報告した通り「隣接する大きなマンションが落とす日影が影響して発電量が減っている」為だと思われます。

日影シミュレーション(10月31日予想)

※日影シミュレーションの実施方法についてはコチラを参照ください。

なお9月は別の理由になります。なぜなら、この時期は隣接するマンションが殆ど日影を落とさないからです。

日影シミュレーション(10月1日予想)

※日影シミュレーションの実施方法についてはコチラを参照ください。

では何故、9月も発電量が下がってしまったのでしょう。この原因は9月は極端に天気が悪かった為だと思われます。以下の「気象データ」をご覧ください。

気象データ

先に、隣接するマンションの日影が原因で発電量が減っていると申し上げましたが、気象条件も重要なファクターです。そこで、気象庁より日照時間のデータを入手しました。

2018年の月別、風・日照量(北九州市八幡)


出典元:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_a1.php?prec_no=82&block_no=0780&year=2018&month=12&day=&view=a3

平年値(年・月ごとの値)(風・日照)(北九州市八幡)




出典元:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?prec_no=82&block_no=0780&year=2018&month=12&day=&view=a3

なお当物件が存在する北九州市小倉北区は気象庁データが存在しないので、一番近い「北九州市八幡」のデータを参考にしています。上記データを見る限り、例年12月の日照量は「112.6h」であるのに対し、2018/12の日照量は「88h」しかありません。割合で言えば例年の78%、対して発電結果はシミュレーションに対し「73%」です。今回は日影の影響に加え、日照時間の短さも影響し、著しく悪い結果となってしまいました。


気象庁日照データと発電実績との対比

隣接するマンションの日影シミュレーション

隣接するマンションの日影の影響をシミュレーションした結果は以下の通りです。
※ただし私は3Dや建築CADには疎いので、不正確な可能性があります。とりあえず見よう見まねで「SketchUp」というツールを用い「日影シミュレーション」を実施しました。なおGIFアニメーションは「LICECap」で作成しています。

2018/3/31時点のシミュレーション結果

2018/6/21(夏至)のシミュレーション結果

2018/10/1時点のシミュレーション結果

2018/10/31時点のシミュレーション結果

2018/12/22(冬至)のシミュレーション結果

2019/3/1時点のシミュレーション結果

太陽高度が高い夏季なら影響は全くありませんが、高度が下がる冬季の影響は驚くほど大きいですね。念のため、ke!sanサイト様にて「太陽高度」を調べた結果も掲載しておきます。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1185781259


※わかりやすいように5月と10月の結果を60度の高さで揃え2つ並べています。

日影状況の現地確認

シミュレーション結果を確かめる為、現地確認を実施致しました。

結果、以下の様な影がかかっていました。(‎2018‎年‎11‎月‎11‎日、‏‎14:11撮影)

こちらは屋上にて撮影しました。(2018年11月25日 16:40撮影)

やはり隣のマンションが太陽光パネルに大きく影を落としていますね。おおむね先のシミュレーションの通りの状況です。日影シミュレーションが正しければ、10月以降、来年の3月まで、予想より更に収支が悪くなるハズです。来月以降、実際の発電状況がどうなるか、暫く注視していきたいと思います。

補足:パワコン別の発電状況

毎月報告していたパワコン別発電状況はコチラのページに纏めて掲載する事に致しました。
なお今月のグラフはかなりイビツでした。つまり機器故障が発生している可能性も考えられます。そちらについては現在調査中である為、詳細が判明してからご報告致します。

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