アウトランダーPHEVからミニキャブMiEVを充電してみました♪

電気自動車,自動車関連

アウトランダーPHEVは100V AC 電源がついています。しかも電子レンジやドライヤーが使えるほどの大容量、1500Wもの電力を取り出せ、災害時の電源にもなりえる車です。
これだけの容量があれば電気自動車だって充電できそうですよね。という事で実験しちゃいました(笑)。使用した車両は以下の通りです。

使用車両


・左:アウトランダーPHEV(2014年式/型式DLA-GG2W/Gナビパッケージ)
・右:ミニキャブMiEV(ミーブ)(2013年式/型式U-67V/16kWhモデル)

なお我が家のミニキャブMiEVは100V用充電器と200V用充電器の2つを所有しています。今回は家庭用100V充電器を使用してアウトランダーから充電してみました。

充電開始前の初期状態

充電開始前のミニキャブMiEVのバッテリー状態です。以下の通り、バッテリー残量は63.5%、走行可能距離は47kmでした。
※スマホによる測定は「caniOn」を利用しています。
※また我が家のミニキャブMiEVには「EV Manager」も装着しています。



またアウトランダーPHEVは「CHARGEモード」、つまりエンジン起動しバッテリーを充電しながらの実験です。なお開始時、ガソリンは29.7ℓありました。
※スマホによる測定「PHEV Watchdog」を利用しています。



またEV航続距離は35km、ガソリンも含めた航続距離は400kmという状態でした。

実験開始

上記の状態で実験を開始しました。

i-MiEV側の測定

まずはcaniOnを利用してi-MiEV側の充電される電力量を測定してみます。先の初期状態写真の赤枠部分「Amps(アンペア数)」に注目してください。

1.2A~1.3Aの間で揺らぎがありますが非常に安定した状態で充電できています。

アウトランダー側の測定

ここでアウトランダー側も「PHEV Watchdog」を利用し測定してみました。

やはり安定しています。

なお余談ですが、後述する「初期型(2010年式)i-MiEVに対する充電時」は非常に不安定でした。対して2013年式のミニキャブMiEVは非常に安定している事を、この動画から理解する事ができます。

結論

1時間10分程充電して、ミニキャブミーブのバッテリー残量は63.5%(47km)→70%(53km)になりました。
アウトランダーのガソリンは、29.7L→27.5Lに。ん?(; ・`д・´)えぇ!?ミニキャブミーブの航続距離を6km増やす為に使われたガソリンは2.2L!?。
リッター2.7kmって計算になりますね(;・∀・)。アメ車並みじゃないですかぁ。。
(注:ただしアウトランダーの航続可能距離は400km→386kmと14km減っています。なので、こちらで燃費計算するとリッター6.4kmという計算になります。)

実験-開始前(再掲)

ミニキャブMiEV


アウトランダーPHEV


実験-終了時

ミニキャブMiEV


アウトランダーPHEV


うーん、アウトランダーの走行距離が14km減って、ミニキャブMiEVの走行距離は6kmしか増えないとは、、インバーターによる変換効率は相当悪いって事ですね。
なるほど、電欠(ガソリン車で言う処のガス欠)した時にアウトランダーでレスキュー出来る事はわかったけど、日常的には使えませんね…。いや、使いませんけど(笑)

ちなみに充電した時の挙動は車種や年式によって異なる様です。実際、2010年式の初期型i-MiEVでは不安定な挙動でした。

という事なので、皆様がアウトランダーから他のEVを充電する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。壊れても、当方は一切責任持ちませんので悪しからず!!

■補足■ 初期型i-MiEVの場合は不安定でした。
なお同様の実験をi-MiEV(2010年式)でも行いましたが、その場合は不安定な状態でした。

詳しい理由は不明ですが、恐らく初期型はケーブルにコントローラが無い為だと考えています。

i-MiEVに対する実験結果を詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご参照下さい。
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